| 授業科目名 |
| 温泉学 |
| 受講対象 | 授業形態 | 開講期 | 単位 |
| 国際1/食留1 | 講義 | 集中 | 2 |
| 代表教員 | 共同担当教員 |
| 宮崎 博文 | 由佐悠紀,竹村恵二,齊藤雅樹 |
| 学修成果の到達目標 |
| 知識・技能 | ○ |
| 主体性・意欲 | ○ |
| 就業力・協働 |
| 到達目標 |
| @温泉について多分野にわたる実践的な基礎知識を身につける。 |
| A別府温泉を題材に温泉の自然と文化を学ぶ。 |
| B温泉県大分の情報発信ができる温泉コンシェルジュをめざす。 |
| 授業の概要 |
| 「温泉コンシェルジュ修了証取得の為の必修科目」 |
| 講師が配布するテキスト及びパワーポイントスライド資料に基づいて講義を進めます。特に、温泉コンシェルジュとし |
| て必要な知識や経験を身につけることを主眼に置きます。地球科学的フィールドワークや温泉分析実習を取り入れな |
| がら、知識の習得のみに偏らない総合的な学習を目指します。 |
| また、温泉に関する最新の情報について、講義中に文献やウェブページにより紹介します。 |
| 授業内容 |
| この科目は、専門分野が多岐にわたることから、各分野を専門とする4人の講師によるオムニバス方式による講義が |
| 行われます。 |
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| 1 温泉科学を学ぶ(T)@A・・・・・由佐悠紀 |
| 大分県の温泉、特に別府温泉を題材に、泉源・泉質の分布状況、温泉生成のメカニズムなどの地球科学的観点か |
| ら総合的に温泉を学びます。 |
| 2 温泉科学を学ぶ(T)BC・・・・・由佐悠紀 |
| 温泉の一般的な諸形態及び大分県の温泉、特に別府温泉の特徴を学び、大分県における温泉の開発と利用の歴 |
| 史から将来にわたる温泉の利用と資源保護について考えます。 |
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| 3 温泉の水質科学を学ぶDE・・・・・宮崎博文 |
| 温泉の水質を化学的観点から学習し、温泉の化学成分の分析結果から泉質を決定する手順を学び、別府八湯の |
| 泉質の特徴を理解します。また、海水、河川水と同じ環境水としての温泉水の挙動を水質科学の観点から学習しま |
| す。 |
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| 4 別府の地形と地質を学ぶFG・・・・・竹村恵二 |
| 別府の地形と地質の特徴及び温泉への影響について地球科学的な観点から学ぶとともに、多くのスライド写真を |
| 用いた解説により理解を深めます。また、温泉と裏腹の関係にある別府地域の活断層と地震の関係についても学習 |
| し、地震災害に備える生活の在り方について考えます。 |
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| 5 温泉学フィールド調査及び温泉分析実習HI・・・・・竹村恵二、宮崎博文 |
| 亀川温泉の周辺を踏査し、地球科学的な面から火山的地形、地質、温泉・地獄などを観察します。また、泉質の異 |
| なる数か所の温泉水を採取し、簡易測定キットを使って水質測定を行い、別府温泉の多様性について理解を深めま |
| す。 |
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| 6 別府温泉の魅力、温泉活用法を学ぶ・・・・・JK齊藤雅樹 |
| 温泉から見た別府の位置づけと特徴、天然資源としての温泉の活用方法について、近年注目されている機能温泉 |
| 浴などの多様な入浴様式などの事例を学びます。また、温泉地の振興策として温泉道スタンプラリー、温泉マイスタ |
| ー養成、湯けむり発電事業などの新たな取り組みについても学びます。 |
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| 7 温泉と健康を学ぶ・・・・・宮崎博文LM |
| ヨーロッパで発達した温泉療法の歴史を日本との比較でとらえ、温泉療法が身体にもたらす効能・効果の生理学的 |
| メカニズム及び泉質の違いによる適応症・禁忌症を学びます。また、近年問題となったレジオネラ症などの温泉の公 |
| 衆衛生についても学びます。 |
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| 8 温泉学の概要(まとめ)N・・・・・由佐悠紀 |
| 温泉の諸科学についての基本的事項や大分県の温泉、特に別府温泉についての知見や人々の取り組みの様子 |
| について、これまでの学習成果をもとに意見交換をし、授業のまとめをします。また、受講した事柄の理解を確認す |
| るためにレポートを書きます。 |
| 筆記試験は実施しない |
| 授業時間外の学習 |
| 講義で学習した温泉学に関する知識を実際に温泉地において自ら体得して講義内容を再確認すれば、学習内容の |
| 理解が深まります。 |
| オフィスアワー |
| 授業時間の前後に教室で対応します。なお、集中講義のため時間が取れない場合は、講師がE‐メール等で対応し |
| ます。 |
| 評価方法・基準 |
| 授業中の態度・積極性(70%)、レポート・課題への対応(30%) |
| S:到達目標を十分に理解できる |
| A:到達目標を理解できる |
| B:到達目標を概ね理解できる |
| C:到達目標を理解できるように努めている |
| テキスト |
| 講師が配布したテキストを活用する。 |
| 参考資料 |
| 必要に応じて講師が示します。 |
| 備考 |